ひこうき雲の高度
ひこうき雲の見られる高度はどのくらいの高さでしょうか?
①飛行機の飛ぶ高度
飛行機は上空約30,000フィートを飛行しています。
1フィートは0.3048mなので
約9,000mくらいです。
これは上空ほど空気抵抗が小さいため、より少ない燃料で飛ぶことが出来るためです。
ー空気抵抗が小さいってどういうこと?
これもおいおい記事にしていきたいと思います。
「飛行機が飛ぶ高度にひこうき雲がでる」
地球上で対流活動が活発な大気の下層部分を「対流圏」と言います。
大気は上から熱圏、中間圏、成層圏、対流圏と分かれています。
対流圏は一番下で私達生物が生存しているところです。
簡単に言うと、空気の流れがあって雨がふるところと言うとイメージしやすいですね。
②ひこうき雲が見られるのは対流圏上層
飛行機の飛ぶ高度9,000mくらいは、対流圏上層です。
対流圏とその上の成層圏の境目を対流圏界面と呼ばれています。(通称圏界面)
対流圏界面は約10~16kmで、飛行機の飛ぶ高度の限界くらいです。
飛行機は高すぎると酸素が少なくて燃料を燃やせないため、この高度までしか飛ばないそうです。
たまに飛行機に乗っていて高すぎると「これは圏界面ギリギリか~?!」なんて
思うけど数kmは余裕見て飛んでるんでしょうね。(多分)
ーここからは私の観測からの推測です。
日本上空には偏西風という西からの強い風が吹いています。
そのため東に向かう時は飛行機は偏西風に乗り、
西に向かう時は偏西風より高度を下げているのかなと、
なので偏西風とひこうき雲の高度は飛向や風向に対応するものがあると思います。
また、海外→海外線は安定した高さで飛行しているのか
国内線よりやや高いのかなと。
現在、ひこうき雲の定点観測に挑戦中です。
きちんとデータで解説できる人になりたい。。!